四十肩、五十肩になると、荷物を持ち上げようとしたときや腕を後ろに振ったときなどに肩に激痛が走り、腕を上げたり、後ろに回したりする動作が困難になります。肩の前側を押すと痛みを感じるのも特徴です。
ネクタイを結ぼうと首にかけたとき、洗濯物を干そうと腕を上げたとき、お風呂で背中を洗おうとしたときなどに腕が上がらなかったり、肩に痛みが走ったら赤信号なので、要注意です。
たしかに激しい痛みに襲われ、不自由な思いをしなければならない四十肩、五十肩ですが、通常半年から1年くらいで自然に治るといわれています。
しかし、気長に自然治癒を待ってなんかいられないという人は多いでしょう。また、症状が進むと、熟睡できなくなったり、仕事や家事に支障をきたすようになるため、精神的にストレスを抱え込んでしまう人も多いようで、一刻も早く治したいというのが正直なところでしょう。
肩に激痛が現れた直後の急性期には、患部がはれたり、熱をもつことがあります。これらの症状は1週間はどでおさまりますが、肩や腕を動かさず、冷湿布などで患部を冷やして炎症を鎮めることが大切です。
1週間を過ぎて慢性期に入ったら、血行を良くするために患部を温湿布などで温めたり、肩閑節を動かすことが必要になります。症状を改善させるための体操をしてみてください。
適切なケアと早期回復を望むなら、やはり病院に足を運んで医師の指示を仰ぐことをおすすめします。
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