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■敵は紫外線だけじゃない!シワ、シミ阻止は帰宅後の対策が重要

「日焼け止めクリームを塗って、日傘を常備。若い噴から紫外線対策は万全だったのに、なぜシミが・・・」
特に女性なら、そういう疑問を持つ人も多いかもしれない。紫外線がシミ、シワの最大の敵なのは、もはや周知の事実。ならば、紫外線を浴びなければ良いはずだが・・・。
肌は、紫外線の刺激によって、肌を黒くするメラニン色素を分泌する。これがいわゆる日焼けだが、紫外線を大量に浴びすぎると色素が過剰に分泌され、シミの原因になる。また、紫外線には肌の弾力を保つ繊維を切る働きもあるため、皮膚を窪ませシワもつくり出す。
実はこれらと同じ現象が、日常の何気ない行動パターンのなかでも引き起こされている。
たとえば、疲れてつい顔を洗わずに寝てしまった、という経験はないだろうか。夏は寝ている間の皮脂の分泌が多く、肌が酸化しやすい。それがメラニン色素の大量生産の土壌をつくるのだ。特に長時間、化粧をしている女性は注意が必要。寝る前は、念入りに洗顔をしよう。
しかし、「洗顔をしたらもう安心!」とはいかない。暑い季節、クーラーをつけっぱなしで寝てしまうという人も多いが、これが肌の乾燥を招き、小じわの原因となる。クーラーをつける時は、湿ったバスタオルを部屋にかけるなど、保湿対策もしておきたい。
また、冷たい食べ物や飲み物も大敵。冷たい物を大量に摂取すると、肌の新陳代謝に関係する臓器の働きを鈍らせてしまう。シミ、シワ予防は、家のなかでもやるべき。そして、表を参考に食生活も改善していこう。



◆若々しい肌にきく栄養素
●たんぱく質
肌の細胞や筋肉をつくる主成分で、肌を若々しく保つには欠かせない栄養素。ダイエット中でも、毎日少しずつとること。
ホタテなどの魚介類、枝豆ならば低カロリー。
●ビタミンA
細胞を活性化、新陳代謝を高め、肌を若い状態にキープ。免疫機能を高める効果も。
にら、レパー、かぽちゃ、うなぎなどに多く含まれ、加熱すると吸収力がアップする。
●ビタミンE
細胞を活性化、血行を促進し、栄養を吸収しやすくする。体内の酸化を防ぎ、老化を遅らせる効果があるため、若返りビタミンの名も。
まぐろ、オリーブ油、アーモンドなど。
●ビタミンC
肌の老化を防止する作用があり、体内のコラーゲン生成に不可欠。果物だけでなく、じゃがいもやさつまいもなどの芋類にも多く含まれ、旬の冬瓜にも含有量が多い。


日本医療企画「ホスピタウン」より



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