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■におうのは汗だけじゃない!からだの内外美化が”オヤジ臭”撃退

汗をかくことが多い夏は、特に、体のにおいが気になるもの。しかし、汗が即においの原因、と考えるのは間違いだ。
汗を出す汗腺には2種類ある。そのうち、全身に分布しているのがエクリン汗腺と呼ばれるもので、ここから出る汗自体は無臭。しかし、洋服についている雑菌に反応するやいなや、嫌なにおいを発生させてしまう。この汗腺は、足の裏に多く分布する。汗をかく夏場は、こまめに靴をぬいで通気性をよくしょう。酢で足を洗うのも効果的だ。
また、腋などに多く分布するのが、アポクリン汗腺。ここから出る汗は、脂肪やたんばく質を多く含むため、雑菌と反応しやすく、すえたようなにおいのもととなる。
対策は、制汗剤をうまく活用すること。スプレータイプのものは手軽だが、使うなら汗をかく前。汗をかいた後は、汗ごとふきとれるシートタイプのもののほうが良い。とにかく清潔にし、汗をふくだけでにおいはかなり抑えられるはずである。
しかし、いくら体を清潔にしても、もう1つにおいの発生源である皮脂腺がある。
これは文字通り、体の表面に皮脂を分泌するものだが、この分泌が増えすぎると、脂肪酸が増加し、においの原因となる。
脂肪酸は年齢とともに増加するものだが、女性より男性に、その傾向が見られる。いわゆる”オヤジ臭”と呼ばれる加齢臭の正体である。対策は、皮脂の分泌を増やす、動物性脂肪の摂取を控えること。体の外側だけでなく、内側からもにおいのもとを絶つ対策を講じよう。





日本医療企画「ホスピタウン」より



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