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毎日の習慣にしたい『運動』

適度な運動は、免疫力を鍛えるためには絶対に欠かせない。マメに筋肉を動かすことで、体の緊張をほぐし、自律神経を整えるだけでなく、脂肪組織内の中性脂肪も分解してくれる。
また、全身の血行も良くなるので、心臓への負担が解消される効果も。リラックスすることが目的なので、大きく呼吸しながらできるウォーキングやスイミング、ストレッチなどの有酸素運動がおすすめ。ウォーキングの際は、正しい姿勢で大またで歩くのがポイント。最初は20分ぐらいからはじめて、徐々に時間をのばしていこう。



半身浴&アロマでリラックス『おふろ』

手軽に免疫力アップを実現できるのが、毎日のおふろ。湯船にゆっくりとつかり、体を温めることで、白血球の働きが良くなると言われている。血液内の老廃物も処理されるので、血液はサラサラに。また、脳内ホルモンが分泌され、心身ともにリラックスできるのも入浴の温熱効果ならでは。
より効果的に入るには、下半身だけ湯船につかる「半身浴」がおすすめ。温度は39度ぐらいのぬるめで、つかる時間は30〜40分。肩にタオルをかけて冷えを防止し、読書などしながらゆったりリラックスして入浴を楽しもう。



音楽で免疫力が高まるって本当?『音楽』

「モーツァルトを聴くと、免疫力がアップする」。そんな説が巷に流れているが、実は、モーツァルトでなくても構わないそうだ。音楽療法に詳しいバイオミュージック研究所所長の貫行子先生によると、「音楽を聴くと、ストレスホルモンの代表格であるコレチゾールが減ったという研究結果も出ていることから、免疫力がアップすると言われています。ただし、その音楽でリラックスできるかどうかは、その人の精神状態をどこに持っていくか次第。イライラしている時には沈静化する音楽、落ち込んでいる時には活性化する音楽、と自分の気持ちに合わせて選ぶと良いでしょう。本人の好きなジャンルを聴くことが大事ですよ」。確かにモーツァルトは、幅広い層から“心地良い”と支持されているが、ポップスや沖縄民謡、ガムランなどで癒される人もいるとか。
さらに、音楽を聴く時の環境も大切だという。「人間には体性感覚というものがあるので、音楽を聴く時には五感を満たす環境を整えましょう。自分にとっての適温、リラックスした姿勢のほか、香りをプラスする、なんていうのも効果的です」。また、貫先生は、音楽を受動的に楽しむだけでなく、能動的に歌うこともすすめる。カラオケで歌うことも、無意識のうちに音楽療法を実践しているというわけだ。「ストレスがたまったな・・・」と感じたら、友人や家族を誘ってカラオケボックスヘ足を運んでみてはいかが?






日本医療企画「ホスピタウン」より



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