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十分な体力を保って感染予防を徹底する



栄養と睡眠がいちばん予防にまさる治療はない

インフルエンザの治療薬には、ウイルスの増殖を抑えるアマンタジン(商品名シンメトレル。A型のみに有効)、ザナミビル、オセルタミビル(商品名リレンザ、タミフル。A型・B型に有効)があるが、いずれも発症後48時間以内に使用しないと十分な効果が発揮されない。予防目的(保険適用外)の場合も罹患者と接触後48時間以内に使用しないと効果がない。
インフルエンザの予防と治療は、寒さと過労を避け、バランスのとれた栄養と十分な睡眠をとって、体力をつけることに尽きる。そのうえで、ウイルスの侵入を防ぎ、気道粘膜の防御機能の低下を防ぐ日常の予防策を徹底しよう。
また、インフルエンザの兆候があったら、早めに医療機関を受診することも、周囲の人に感染させないという意味で大切だ。



インフルエンザ予防策

バランスのとれた栄養と十分な睡眠 過労、ストレスを避ける
水分を補給し、体を温める食事をとる。たんばく質とビタミン類をバランスよくとること。そして十分な睡眠をとれば抵抗力が高まる 体を冷やさず、疲労は翌日に持ち超さない。入浴は疲労回復と湿気の吸入に効果的

手洗いとうがいを励行する 流行期には人ごみを避け、外出時はマスクを着用する
のど粘膜や手などに付着したウイルスを排除。顔など洗える部位はどこでも洗おう ウイルスの気道への侵入を防ぎ、のどの保温・保湿にも良い。罹患している人は周囲にウイルスをばらまかないためにも必要

室内の湿度を保つ ワクチン
空気が乾燥しているとウイルスの活動が活発になる。室内は加湿器などを使って適度な湿度(50〜60%)を保ち、換気にも気を配る 罹患しても重症化を防ぐ効果があるので、高齢者や体力が低下している人は受けておくと良い


日本医療企画「ホスピタウン」より



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