肥満とは、からだの脂肪組織に体脂肪が増加した状態です。原因は運動不足と食事のとり方にあります。
摂取エネルギーが消費エネルギーより多いことが肥満の原因となり、過食は生活習慣病につながります。
からだを動かすのがおっくうぐらいで、太っていてもこれといった自覚症状がないという場合でも、肥満者はすでに生活習慣病予備軍です。「ベルトの穴がひとつ伸びると、寿命が1年縮まる」ともいわれ、肥満には、心臓病、糖尿病、高血圧症、痛風、脂肪肝、高脂血症、関節の病気など、いろいろな病気との関係があります。
肥満による主な問題点
肥満には次のような問題点があります。
- 心臓・血管への負担が増加します。
- 糖尿病にかかりやすくなります。
- 肝臓・胆道疾患にかかりやすくなります。
- 関節や骨に過重負担がかかります。
- 呼吸機能が低下します。
- からだを動かすことがおっくうになり、運動不足になります。
BMI(体格指数)方式で適正体重を知っておこう。
BMI(Body Mass lndex=体格指数)方式で、自分の適正体重を知って、肥満度をチェックしてみましょう。「±10%」が許容範囲内の人です。
BMIによる適正体重の出し方では、身長(m)×身長(m)×22です。たとえば身長170cmの人の場合は、1.7×1.7×22=63.58kgとなります。