世界がん研究基金(WCRF)とアメリカがん研究財団(AIC R )が1997年にまとめた「がん予防15ヵ条」では、食生活と生活習慣の改善により、がんの発生のリスクを30〜40%低下させることができると報告されています。
1.植物性食品を基本とし、多様な食物を食べる。
2.正常体重の維持。
3.運動の継続(1日1時間の速歩かそれに匹敵する運動)
4.四季を通じて野菜・果物を豊富に(総エネルギーの7%以上を多種類の野菜、穀物で。量は1日あたり400〜800gを摂取)
5.多種類の穀類、豆、根菜類をとる。
6.アルコールの飲用はすすめられない。
7.赤みの肉は少なめに(1日80g以下、総エネルギーの10%まで。できれば肉のかわりに魚類を)
8.総脂肪や油を抑える(動物性脂肪の摂取を総エネルギーの15〜30%以下に抑える。適当な植物油を控え目に使用する)
9.食塩、塩蔵物を控える(1日の総食塩摂取量を成人6g以下に)
10.食品の貯蔵はしっかり(腐りやすいものは冷凍か冷却を)
11.食品は低温で保存する(すぐに食べないものは冷蔵庫に)
12.食品添加物や残留農薬に注意。
13.黒こげのものは食べない。
14.栄養補助剤に頼らない(15ヵ条の勧告を守る人にとって、がんのリスクを低下させる補助食品などは不要とされる)
15.たばこは吸わない。 |