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■低血圧は病気ではありません

低血圧には本感性と症候性の2つの種類があります。一般に低血圧といわれるのは本態性低血圧症の人で、頭が重い、目がまわる、疲れやすい、手足が冷える、根気がない、寝起きが悪いなどの不調を訴えます。特に生命の危険はないので不安を感じ過ぎないことも大切です。
低血圧は最高血圧が100mmHg以下、最低血圧60mmHg以下を基準としていますが、対策としては適度な運動習慣をつけることと、過労をさけ規則正しい生活を送ること。食事はなるべく高カロリー食にしましょう。からだの冷えやすい人は少量のアルコールを用いるのもよいでしょう。
心臓・血管の障害、内分泌疾患などの何らかの要因から生じた低血圧は症候性低血圧症と呼ばれ、この場合は医師の診断が必要です。



■口臭を気にし過ぎていませんか?

口臭を気にする人がいますが、自分で思い込むほど、周囲には匂いません。気にし過ぎるのも考えものです。
病気が原因で匂うものには、虫歯や歯槽膿漏、糖尿病、胃炎、気管支炎、慢性鼻炎、口内炎などがありますが、この場合は原因となる病気を治療する必要があります。しかし、一過性の口臭については、まず、□の中を常に清潔にすることです。
朝食抜きも口臭がしますから、朝は何か食べたほうが匂いません。歯石がたまり匂うこともあるので、定期的に歯科医院に通うとよいでしょう。


■貧血の予防と食生活の工夫

貧血は血液中のヘモグロビンが減少することによって引き起こされます。
ヘモグロビンは体内に酸素を運ぶ役割を持つので、欠乏すると血液中の酸素が不足して、めまいや動悸、だるさ、頭重感などが起こります。
特に女性の場合は月経で血液を失うので貧血になりやすいのです。ヘモグロビンをつくるためには主に鉄分が必要とされます。女性の貧血の95%はこの鉄分欠乏症貧血です。

そのため、治療法としては鉄分を多く含む食品を意識的にとること、偏食をしないことが大切になります。鉄分は吸収されにくい成分で、実際に食べた分の10%しか吸収されません。鉄分の多い食品としては、レバー、ホウレンソウ、シジミ、アサリ、パセリ、カボチャ、たまごなどがあります。



◆便秘は万病のもとです◆

女性に便秘が多いのは、子宮や卵巣が物理的に腸を圧迫したり、黄体ホルモンが腸のぜん動運動を妨げる生理的要因によります。また、無理なダイエットなども原因の一つです。便意を催してもがまんしてしまうこと、朝食抜き、不規則な生活、偏食、運動不足、ストレスの増加なども便秘を引き起こす原因となっています。
便秘はお腹が膨れてはるだけでなく、ひどくなると吐き気、肩こり、めまい、不眠、頭痛、肥満、肌荒れなどの症状が出てきます。吐き気、腹痛、発熱などがある場合には医師の診断が必要です。便秘を伴う病気には慢性腸炎、腸閉塞、腸結核、直腸がん、結腸がん、肝機能障害などがあります。




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