花粉症を根本的に治療することは、今のところ、まだ難しいのですが、症状を抑えるための薬はさまざまなものが開発されてきています。
★抗ヒスタミン剤
肥満細胞から出るヒスタミンが血管や分泌腺に作用するのを阻止し、即効性があります
★アレルギー薬
肥満細胞からヒスタミンが出るのを防ぎます。新薬は抗ヒスタミン剤の効果と抗アレルギー薬の効果を持ち、即効性と効果に優れています。
★ステロイド剤
副作用があるため、症状がひどい場合、点鼻薬などで一時的に使用します。
★減感作療法
重症になると上記の対症療法では、症状を抑えられないこともあります。その場合は花粉のエキスを少しずつ体内に注入し、からだを花粉に慣らしていきます。この療法は2〜3年を要し、継続的に行わなければ効果がありません。根気が必
要なうえに、すべての人に有効とはいえないので、アレルギー専門医と相談
してから始める必要があります。 |