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2004年以降、演題のような癌治療仮説を立てて診療を行ってきた成果をご紹介したいと思います。



この画像は、癌の診断に使用するPET画像です。 
ブドウ糖類似物質を投与して、その動きを見ているので、本質的には、ブドウ糖代謝イメージです。
左の画像は、80歳男性のものですが、脳、心筋に、FDG(ブドウ糖類似物質)が取り込まれ、利用されている様子が分かります。
右の画像では、絶食指示が守られた状態での検査で、ブドウ糖は、心臓では利用されず、十分な取り込みがみられません。
心臓は脂肪酸をエネルギー源としていることが推測できます。
その他の骨格筋などには、まったくFDGがとりこまれず、基礎代謝のエネルギー源として、やはり脂肪酸が利用されているものと推測できます。



 



心臓でのエネルギー消費を200kcalと仮定すると、1日にブドウ糖として、消費できるエネルギーは650Kcal/日にとどまることになります。
過剰のブドウ糖は、肝臓で中性脂肪にかえられます。またがん細胞の増殖に使われるはずです。
糖質摂取量を、必要量以下に抑えれば、癌の増殖抑制につながる可能性があります



 



ピシバニール皮下注の有効性を示唆する症例です
2003年7月まで、徐々に上昇する腫瘍マーカーに不満を抱き、注射を中止して、玉川温泉に療養に行きました。
3週間後、足を引きずり、痛みに顔を歪め、戻ってこられました。検査の結果、多発骨転移、脳転移、マーカー急上昇となりました。
更に1ヶ月後マーカーの上昇を見て、ピシバニール再開すると、マーカーの上昇はコントロールできて、脳転移への治療も不要となりました。



乳がん術後遠隔転移の症例です。ピシバニール治療に加えて、糖質制限を行った第一例目です。
腫瘍マーカーが下がってきました。2004年3月のことです。その後糖質制限を他の患者さんにも勧めるようになりました。



この症例は、
白河市の基幹病院で肺腺癌の確定診断を受け、手術を勧められるも、手術をどうしてもしたくないと相談に来られました。
糖尿病もあるので、とりあえず、糖質制限をして、腫瘍マーカーを追いかけました。マーカーが低下傾向にあったので、糖質制限を6ヶ月続け、
手術を勧めるために、PET検査を行いました。癌病巣への集積もなく、腫瘍マーカーも安定していたので、外来で経過を見ることになり、現在に至っています



現在2010年は、胸部写真で腫瘍は2.5cm*3.0cm大のものが直径1cmぐらいの腫瘤に縮小しています。



この症例は、2000年に右乳がんの手術を受け、2003年に出現した肺転移に対して、静脈瘤値カテーテルから抗がん剤治療を受けていました。
副作用に苦しみ、別の治療方法を望み来院。
当初の9ヶ月は、ピシバニールのみの治療で、腫瘍マーカーの上昇を抑えられませんでした。途中で気管支動脈からの抗がん剤注入も行っています
上昇気味であった腫瘍マーカーは、炭水化物の徹底した制限とともに横ばいとなって現在に至っています。
最近になって上昇していた値も再度下がっていますが、カボチャを食べていたのを止めたことが良い結果につながっているのかもしれません。



2009年のPET検査では、肺転移巣に淡い集積があります



 



2002年7月手術の肝胆管癌症例 他院では、2003年に肺野に異常陰影を指摘されていた。
その後、胸部CT,PET検査で、2005.2月に初めて肺癌と診断 抗がん剤治療を勧められるも、治療を拒否し、当院に初診
両側肺野に多発性の転移病巣があります。(胸部CTに置ける腫瘍周囲の浸潤陰影は、免疫反応では無いかと思っています)
6年経ち、毎年1回のPET検査では、少しずつ増大していますが、患者さんは、痛みもなく、普通に至って元気に生活されています。
最近では、食事制限が徹底しており、検尿所見では、ケトン体(4+)が毎回みられます 体重は40kgです。



治療経過やや不良症例 甲状腺機能低下時は、マーカーの上昇が著明。甲状腺ホルモン補充で落ち着き、
10ヶ月は、腫瘍マーカーが安定していたが、昨年秋、帯状疱疹の治療に苦慮した時期に急上昇。
経過中新たな転移巣の出現はみられない。それぞれの病巣は悪化。



炭水化物制限により身体に起こる変化の予測です。



 



 



 





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