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春の陽気が訪れ、外出するのが楽しい季節になりました。赤ちゃんにとっても、外気に触れるのは気持ちがいいもの。
でも、1歳未満の赤ちゃんの体や生活リズムは大人とは違います。赤ちゃんのペースを考えながら、快適なお出かけを楽しみましょう。



●抱っこで、ベビーカーで、車で・・・シチュエーション別お出かけアドバイス

1)抱っこやおんぶでお出かけ
月齢の低い赤ちゃんとお出かけする際は、ベビーキャリー(抱っこヒモやおんぶヒモ)を使うのが、いちばん安心で安全な方法。この場合、お出かけ先はママやパパが疲れない程度の距離にしておきましょう。
荷物はバッグひとつにまとめ、必ずどちらかの手をフリーの状態にしておきます。ウエストポーチ型のバッグも便利です。
また、抱っこやおんぶをしていると、赤ちゃんの体温が上がりがちですし、赤ちゃんは大人よりも汗かきなので、暑がっていないかこまめにチェックし、ときどきベビーキャリから下ろしてあげましょう。

2)ベビーカーでお出かけ
ベビーカーを使うと行動範囲が広がり、大人も楽になります。月齢に合ったベビーカーを使い、たとえ赤ちゃんが嫌がっても、腰ベルトや股ベルトを必ず装着するのが事故防止の基本です。
ベビーカーの連続使用は、赤ちゃんの体への負担を考慮し、A型(寝かせた状態で使用できるタイプ 生後2カ月頃から使用可能)で2時間以内、B型(背もたれによりかけ座らせて使用するタイプ 生後7カ月頃から使用可能)で1時間以内が望ましいとされています。案外短いので、乗せっぱなしにしないように注意しましょう。また、赤ちゃんが嫌がったときに備えて、ベビーカーにオモチャをつけたり、ベビーキャリーを用意しておくと安心です。

3)電車&バスでお出かけ
パスや電車などを利用する場合は、集り換えに「時間」と「労力」がかかることを念頭に置きましょう。事前にエレベーター付きの駅かどうか調べたり、乗り換えが少ないルートを選ぶことも負担軽減に役立ちます。ラッシュアワーを避けるのも、快適に出かけるコツです。
階段を使う際、赤ちゃんを乗せたままベビーカーを持ち運ぶのは、転落事故の危換があるので避けます。同様にエスカレーターも必ず赤ちゃんを下ろし、抱いて乗るようにしましょう。
また、車内で赤ちゃんがぐずらないように、小さなオモチャや絵本などを持っていきましょう。ひどくぐずってしまった場合は、周りの人のことも考え、途中下車する気配りも必要です。

4)車でお出かけ
赤ちゃんを車に乗せるときには、チャイルドシートに座らせることが法律で義務づけられています。でも、長時間、同じ姿勢を強いられるのは、赤ちゃんには大きなストレス。こまめに休憩をとり、車外の空気を吸わせてあげしょう。サービスエリアや道の駅には、ミルク用のお湯やベビーベッドが用意されているので、赤ちゃん連れには心強い存在。事前に調べておくと安心です。
車内では、お気に入りの音楽をかけたり、いつもと違うオモチャを持たせるのも、赤ちゃんを飽きさせないコツです。
また、チャイルドシートに座っていると、背中に汗をかきやすく、それがぐずりの原因になることも。サンシェードで陽差しを防ぎ、背中に1枚タオルを入れてときどき取り替えるなど、工未してみましょう。




●お出かけのコツ

1)余裕のあるスケジュールで!
赤ちゃんと一緒のお出かけは、「赤ちゃん優先」で計画を立てるのが大原則。長時間の外出は、赤ちゃんが疲れてしまいます。移動距離はなるべく短めにし、スケジュールはゆったりと組むようにしましょう。「無理のない計画」がスムーズなお出かけのいちばんのコツです。

2)ゆとりをもって早めの準備を!
おむつに着替え、哺乳びんなど、赤ちゃん連れの外出は、とても荷物が多くなります。専用の「お出かけバッグ」をひとつ用意し、早めに必要な荷物を入れておくと、出かけるときに慌てずにすみます。お出かけバッグは、収納力に加え、軽くて持ちやすいものを選ぶのがポイントです。

3)紫外線対策&水分補給を忘れずに!
陽差しが強い時期に気をつけたいのが紫外線対策です。陽差しに慣れていない赤ちゃんやアトピーの赤ちゃんの場合は、特に注意しましょう。帽子をかぶせたり、日よけを上手に使ったりして、赤ちゃんに直射日光が当たらないように注意します。肌のトラブルがなければ、日焼け止めクリームを使うのもいいでしょう。
また、お水や麦茶を入れた水筒を持参し、こまめに水分補給をしてあげます。気温の変化や冷房対策として、カーディガンやペストを用意し、脱ぎ着しやすい重ね着スタイルで出かけましょう。

4)直前に赤ちゃんの体調チェックを!
外出前に赤ちゃんの体調をチェックすることを志れないようにしましょう。熱がある、咳や鼻水が出ている、どうも機嫌が悪いというようなときは、無理をせず、お出かけを中止することも大切です。




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