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ダイエットに励む女性の永遠のテーマともいえる「部分やせ」。
ただ、体重を落とすのではなく、バランスのとれた体型をめぎしてシェイプアップするための部位別ダイエット法を紹介しましょう。



●無酸素運動+有酸素運動

部分やせダイエットの方法としては、無酸素運動と有酸素運動を組み合わせたものが最近話題になりました。この方法では、まず無酸素運動で一気に心拍数を上げます。体の隅々まで酸素が行き渡った状態で有酸素運動を行うと、脂肪の燃焼効率が飛躍的にアップするのです。
部分やせを目的にする場合は、無酸素運動として腹筋や足上げなどを取り入れ、そのあとジョギングなどの有酸素運動をすれば、効果が期待できるといわれています。




●ふくらはぎ
壁に向かってまっすぐに立つ。両腕が壁と垂直になるように、手のひらを壁につける。右足のひざを少し曲げ、かかとを上げた状態で後ろに引く。次に息をゆっくりと吐きなから右足のかかとを床につける。5秒間静止したあと、息を吸いながら足を元に戻してそろえる。左右1セットで5セット行う。

●太もも
ひざを直角に曲げ、背筋を伸ばして床に座る。つま先を上げ、床にはかかとがついている状態。両手はそれぞれひざの上に乗せる。次に息を吐きなから、右の膝下を上げ、右足を斜め上にまっすぐ伸ばす。5秒間停止したあと、息を吸いながら足を元に戻す。左右1セットで5セット行う。

●お腹
床に仰向けに寝ころがる。両足をくっつけ、ひざを曲げた状態で上に上げる。両手でひざを抱える。次にゆっくりと息を吐きなから頭、肩を床から離す。ひざを抱え込む感じで上体を丸める。5秒間停止したあと肩、頭を床に戻す。これを5回繰り返す。

●ニの腕
背筋を伸ばしてイスに腰かける。息を吸いながら後頭部の上に両手を上げ、左手の手首を右手でつかむ。次に、ゆっくりと息を吐きながら、右に引っぱる。5秒間静止したあと、息を吸いながら頭の後ろに戻す。左右1セットで5セット行う。

●顔
まず、イスに腰かけた状態(あぐらを組んでもOK)で、背筋を伸ばし、深く息を吸い込む。次に息を吐きながら、あごを上に突き上げる感じで頭を後ろに倒す.5秒間静止したあと元に戻す。これを5回繰り返す


●きれいにやせたい女性の理想のダイエットとは

食事制限をして体重は落ちたけれどバストまで小さくなった、運動で体は引き締まったけれど太ももやふくらはぎに筋肉がついて足が太くなった・・・ダイエットの悩みは尽きません。ダイエットの難しいところは、ただ単に体重が減れば良いというものではない点でしょう。
人はそれぞれ体型が違います。お腹だけポッコリ出ている人、二の腕に贅肉がついてプヨプヨしている人、上半身に比べ下半身が太い人などさまぎまです。それによってダイエットしたい箇所も違ってきます。
贅肉がついている部分だけ細くして、シエイプアップしながらきれいにやせたい。しかし、これがなかなか難しいのです。成功の秘訣は、ピンポイントの”脂肪燃焼”。では、部分やせのポイントと具体的な方法を見ていきましょう。

●脂肪燃焼のメカニズム

  1. 運動をするとエネルギーが消費される
  2. 脳が脂肪を分解してエネルギーをつくれという指令を出す
  3. 交感神経の末端でノルアドレナリンが放出きれる
  4. ノルアドレナリンが脂肪細胞の脂肪分解酵素リバーゼを活性化する
  5. リバーゼが「油滴」という脂肪の固まりと結合して分解が起こる
  6. 分解された脂肪は、遊離脂肪酸として血中に放出される


●部位別マッサージ+全身運動

無酸素運動と有酸素運動の組み合わせでは、体にかかる負担が大きすぎるという人に、もっとラクなやり方を紹介しましょう。それは、マッサージと全身運動(有酸素運動)を組み合わせた方法。この方法では、まず、マッサージによる刺激によって、「脂肪燃焼のメカニズム」の過程で、脂肪分解酵素のリパーゼと油滴が結合し、脂肪の分解が促されます。その後全身運動をすることで、分解された脂肪を燃焼させるというわけです。
このとき気をつけなければならないのは、マッサージ後に続けて運動をすること。これは、マッサージで分解した脂肪は、そのまま放置しておくと元に戻ってしまうからです。朝お出かけ前にマッサージをしてから駅まで歩いたり、お風呂あがりにテレビを見ながらマッサージをしたあとヨガやピラティスを取り入れてみるなど、ちょっとした工夫で十分効果が期待できるはずです。


●部位別の無酸素運動

太もも
両ひざを開いてイスに腰かける。左足を床から離し、右足の甲に乗せるなどして、力が入らないようにする。両手で左の太ももをつかんだら、しぽるようにしながらひざに向かってマッサージ。足の付け根からひざに向かって、両手を徐々にしぽり込むようにしながら、脂肪を押し出すようなイメージでさする。右足も同じようにマッサージ。

ふくらはぎ
両ひざを開いてイスに浅めに腰かけ、左足を右足の甲に乗せるなどして力を抜く。左手を左の太ももに置き、右手でふくらはぎをひざの裏から足頚に向かってマッサージ。ふくらはぎ全体を少しすつ脂肪をつぶしていく感じでもみほぐしていく。

ニの腕
左腕の力を抜き、左手は太ももの上に置いておく。右手で左腕をマッサージ。親指以外の4本の指をそろえてプヨプヨした贅肉をもみ出すようにする。腕をかえて反対側も同じようにマッサージをする。

お腹
背もたれに寄りかかるようにして、お腹の力が抜けている状態でイスに座る。両脇腹に手をあて、手のひら全体で中央に向かってマッサージ。お腹の贅肉がおへそあたりにたまるくらい強くもむ。


左右の頬に手のひらをつけて、クルクルと円を描くイメージでマッサージ。頬を引き上げるようにするのがポイント。二重あごの解消は、両手の指先でやさしくマッサージ。指先は耳の裏あたりに添え、あごを包むようにして両手を顔にあてる。あごの先に向かってやさしくなでる。

●主な部分やせアイテム

ふくらはぎ
伸縮性のあるサポーター/ライクラ素材などのシェイパータイプ。むくみの解消にも効果的で、膝下がすっきり。

太もも
ステッパータイプのトレーニングマシーン/太ももの内側、外側の筋肉だけでなくお腹にも効果的。ひざや腰への衝撃が少ないのも魅力。

お腹
ダイエット機器/電気的な刺激で筋肉を動かすもの。息が切れたり、ケガをする心配もなく、長時間の使用も可能。もちろん他の部位にも使える。

ニの腕
発汗機能サポーター/生地は発汗作用のあるチタンコーティング素材など。顔・お腹・太もも用も。バンテージタイプのサポーターもある。


サウナマスク/遠赤外保温効果のある生地などを使用。就寝時につけるタイプは面倒くさがり屋の人に最適。
リフトアップベルト/頬からあごのラインをすっきりさせるフェイス用。ラジウムなどを配合したものは発汗効果も。




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