紫外線は6〜7月に最高潮に達するので、屋外では必ず日除け帽か日傘を使用し日焼け止めを塗りましょう。ただし汗で効果が落ちるので、4〜5時間ごとに塗り直すのをお忘れなく。紫外線は瞳や皮膚の薄いまぶたにも悪影響なので、山や海ではUVカットのサングラスも必須です。
発汗量が増える夏は汗疹や体臭も気になるもの。汗腺がふさがって導管が詰まり炎症を起こす汗疹の予防には、スプレー式やティッシュタイプなどの制汗剤が効果的。臭いの元を殺菌するデオドラント剤には、欧州で古くから利用されているアルム石も隠れた人気です。
●夏の行楽におすすめの安心アイテム
紫外線対策
*UVカット加工の日よけ帽、日傘、サングラス、パーカーなと
*日焼け止め専用のクリーム、ローション、ティッシュなど
(SPF値は30くらいが妥当。ただしSPF値を決める紫外線吸収剤や紫外線反射材の配合量が低いほうが肌には低刺激)。
汗疹・体臭対策
*制汗剤
(スプレー、ロールオン式、ミスト式、ティッシュタイプなど)
*タルカムパウダー
(ベビーパウダー)
*デオドラントクリーム
*アルム石
(みょうばんの結晶を配合した制汗・デオドラント剤)
熱中症対策
*熱冷却ジェルシート
*コールドパック
*氷嚢
*アイスボックス
(氷や保冷剤の収納用)
●「単なる夏パテ」「ただの日焼け」とあなどらないで!
■日射病・熱中症
体内に溜まった熱が発汗などの体温調節機能で処理しきれなくなると、脱水症状を起こし、放置しておくと死に至る危険も。
*対策
風通しの良い日陰に襟元を緩めて横たえ、首、脇の下、足の付け根など大動脈が通っている箇所をコールドパックなどで冷やし、少量ずつ水分補給を。
■重度の日焼け
日焼けはやけどの一種で、皮膚が赤くヒリヒリ痛むのはT度のやけど、水ぶくれになるのはU度のやけど。
*対策
水ぷくれになった患部に、冷水で濡らしたタオルや保冷剤を当て、十分な水分補給を。傷んだ皮膚はこすらず、皮膚科で治療してもらうこと。
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