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今、生命保険がどんどん進化しています。特に注目を集めているのが医療保険。3大疾病や生活習慣病に重点をおいた商品など多くの種類があり、何を基準に選んだらいいのか迷う人も多いはず。最新の医療保険の傾向と選ぶポイントを紹介します。



●自分の年齢・ライフスタイルに合った医療保険を

医務保険選びで肝心なのは、それが自分に見合った保障かどうかです。たとえば保障期間が終身か定期かという場合、加入する人の年齢がひとつの選ぶ目安になります。病気になるリスクの少ない20代から30代半ばなら、保険料の安い定期がおすすめ。それ以降はお財布と相談。リスクが高くなる40代半ばからは終身。保険料が跳ね上がる高齢になったら定期で十分と考えられます。
しかし、実際には個々の実情にこまやかに合わせた保険の選択は難しいものです。選ぶ際の一般的なチェックポイントを別表にあげましたが、最近は幅広い商品知識をもった信頼できるアドバイザーも増えています。これからは欧米並みに、そうしたプロフェッショナルに聞くこともひとつの選択肢となっていくのではないでしょうか。

●医療保険選びのチェックポイント
*保証期間は終身か定期か
*保険料支払いはいつまでか
*どんな疾病をどの程度カバーしているか
*診断一時給付金はどんなケースで、いくら出るか
*入院日額は必要な額を満たしているか
*入院給付金は入院何日目から出るのか
*入院給付金は出る日数の限度は何日か
*解約返戻金があるかないか
*保険会社の経営状態は良好か



●保険料の安い高いの判断は保障内容を調べてから!

ひと口に医療保険といっても種類は実にさまぎま。商品だけでも70種類以上。さらに個々の商品の中でもタイプが分かれているため、どれが自分に合った保険なのか誰でも迷うはず。いきおい保険料の安さだけで決めてしまうケースも多いのでは。
しかし、ここが思案のしどころ。たとえば家族型。主契約者の配偶者や子供が割安な保険料で保障されますが、その分、保障内容も限られ、診断一時給付金が出ない商品も少なくありません。さらに主契約者が死亡すれば、他の家族の保障が消滅するという商品も。保険料の安い高いは、詳しい保障内容と照らし合わせて吟味することが大切です。



●別立てで考えたい「死亡保障」と「医療保障」

医療保険は、以前は死亡保険に「特約」で付加されるのがほとんどでしたが、最近は「主契約」として商品化されたものも増えています。特約のほうが保険料が割安でおトクな感じですが、多くの場合、主契約に比べて保障対象や保障日数などが限られており、給付金の額も低めです。また、たとえば特約が付加された死亡保険が終身で「60歳払い済み」のような場合、その後の医療特約の保険料は一括前納のことも多いので要注意。「医療保障」を考えるなら「死亡保障」とは別立てで、主契約になった商品から検討するのがおすすめです。

●医療保険(主契約)に付加できる特約の例
・通院保障
・3大疾病特約
・ガン特約
・女性疾病入院特約
・高度先進医療特約
・介護特約
・定期保険(死亡保険)特約



●「生きるリスク」に備えた医療保険が登場

生命保険の保障の種類は大きく分けて「死亡保障」「医療保障」「貯蓄保障」の3つ。この中で最低限入っておきたいのは、最も大きなリスクに備えた「死亡保障」の保険でしょう。しかし今や、男女ともに長寿となる一方で、平成15年から健康保険の本人負担が2割から3割に上がるなど、「生きるリスク」が増えています。そこで生命保険も「医療保障」が重視されるようになり、ガンや急性心筋梗塞、脳卒中の3大疾病に特化したもの、さらに糖尿病や高血圧性疾患などを加えた生活習慣病を手厚くカバーしたものなど、多くの種類の医療保険が登場してきています。

●医療保険がカバーする疾病の例
・3大疾病保険・・・ガン、急性心筋梗塞、脳卒中
・生活習慣病保険(5種)・・・ガン、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧性疾患
・生活習慣病保険(7種)・・・ガン、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧性疾患、腎臓病、、肝臓病




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