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健康な髪は健康な頭皮から。体質や食生活などを含めたさまぎまな観点から頭皮の健康度をチェックして、薄毛、脱毛の危険性を探り、健康な髪の毛を保ち続けるための生活習慣の改善や育毛のヒントを紹介します。

それぞれチェック項目が2つ以上ある人は注意が必要です。グループごとに脱毛予防や育毛対策をあげていますので、それを参考にして鍵康な頭皮と髪の毛を維持してください。チェック項目が1つだけの人も油断せずに予防を始めましょう。


遺伝の可能性と体質を知ろう
□家族や親戚に薄毛で悩んでいる人がいる
□フケ症である(毎日洗髪してもフケが出る)
□脂性である(毎日洗髪しても頭皮が脂っぽい)
□前頭部、頭頂部の頭皮が動きにくい
□生え際に産毛が多い

Aのチェック項目が2つ以上のあなたは
体質を改善して早期の予防&対策を!

女性の脱毛は男性の脱毛ほど遺伝的要素に影響されないと言われています。しかし、薄毛になりやすい体質や皮膚の性質などは遺伝するものなので、両親や兄弟、親戚に脱毛や薄毛で悩んでいる人がいる場合は要注意です。

●栄養バランスの良い食事を心がけ、体質改善に取り組みましょう。発毛に必要な亜鉛やビオチンなどのビタミンやミネラル配合のサプリメントがおすすめです。
●脂性肌やフケ症の人は、しつかりと髪を洗って皮膚を清潔に保つこと。シャンプーは髪質に合ったものを使い、十分すすいでください。フケ症の人は抗真菌剤である硝酸ミコナゾール配合のフケ止め薬用シャンプーなどを試してみると良いでしょう。
●頭皮がつっぱっている人はマッサージが有効。まず両側頭部、次に前頭部と後頭部の皮膚を指の腹で頭頂部こ向かって押し上げるようにします。マッサージには血行を良くする効果もあるので、健康な髪の生成に役立ちます。

生活環境と性格からストレスの程度を計ろう
□職場や家庭で問題を抱え、気苦労が多い
□生活のリズムが不規則だ
□不眠症ぎみで睡眠不足が続いている
□イライラすると、すぐタバコに手が伸びる
□心配性で、細かいことが気になる

Bのチェック項目が2つ以上のあなたは
ストレスを抱えない環境づくりを!

悩み事が多くていつも落ち込んでいたり、人間関係などでストレスを溜め込んでいると、皮脂腺の分泌が増えたり、自律神経が正常に働かなくなったりして、脱毛の要因になります。神経質で考え込むタイプの人は特に要注意です。

●ストレスを感じたら、趣味などで上手に気分転換をしましょう。
●仕事などに追われて忙し過ぎると、気づかないうちにストレスを抱え込んでいる場合があります。生活にメリハリをつけて、休憩をきちんと取るようにしましょう。
●髪の毛は夜寝ている間に成長します。夜更かしをせすに規則正しい生活を心かけましょう。寝不足も育毛の大敵。不眠症ぎみの人は医師に相談することをおすすめします。
●タバコはストレス解消になるかもしれませんが、血管を収縮させて血行を阻害し、毛髪へ栄養を運べなくするので、できるだけ控えましょう。



食習慣から栄養バランスを診断しよう
□好き嫌いが多く、食事が偏っている
□肉が好きで、脂っこい料理を好む
□ファーストフードや外食が多い
□ほとんど毎日お酒を飲む
□ダイエットでカロリー制限を続けている

Cのチェック項目が2つ以上のあなたは
食生活を改めて体の内側からアプローチ!

好き嫌いが多い人、外食ばかりしている人は、栄養バランスが悪いので、髪の毛に悪影響を及ぽします。毛髪の生成に必要なタンパク質、ミネラル、ビタミンなどの栄養素が不足すると、毛母細胞の細胞分裂が正常に行われず、脱毛を促してしまいます。

●偏った食生活を改善し、ジャンクフードを控えましょう。外食のときも、栄養を考えて料理を選ぶこと。魚や大豆、乳製品など、毛髪の主成分であるケラチンのもとになる良質のタンパク質を含む食品を。不足しがちなミネラルやビタミンはサプリメントで補うと良いでしょう。
●お酒は適量であれば血行促進やストレス解消に有効。でも飲み過ぎると血液循環が悪くなって、頭皮の血行不良を引き起こすので、適量を守りましょう。
●過度のダイエットでカロリー制限を長期間続けると、栄養失調に陥る危険性をはらんでいるので、必要最低限のカロリーと栄養は摂ること。

日頃のヘアケアと毛髪の状態を見直そう
□最近髪の毛が細くなってコシがなくなった
□週に1〜2回しか髪を洗わない
□朝シャンなどをして1日2回以上髪を洗う
□パーマをかけている
□ポニーテールなどをして、いつも髪をきつく結んでいる

Dのチェック項目が2つ以上のあなたは
頭皮を清潔にして正しいヘアケアを!

育毛対策は、まず自分の髪の毛の状態を把握することから。脱毛、薄毛も早期発見、早期治療が効果的です。まず日頃からヘアチェックとヘアケアを怠らないことが大切。脱毛予防の基本は、頭皮を清潔に保つ洗髪と育毛剤によるヘアケアです。

●抜け毛が増えたり、髪の毛が細く、コシがなくなったりしたら危験信号。育毛剤を使うときは、効能や成分をチェックして、症状に適したものを選びましょう。
●シャンプーは髪の毛の状態や肌質に合ったものを選ぶこと。洗浄力が強すぎず、頭皮に適度の脂と水分を残してくれる弱酸性のものがおすすめ。脂性肌の人はシャンプー前にオリーブオイルなどをつけてマッサージすれは弱酸性でも十分です。洗髪の回数は、脂性肌の人は毎日、乾性肌の人は2日に1回を目安に。洗い過ぎも逆効果になるので要注意です。
●髪の毛を強く引っぱった状態が続くと、毛乳頭が萎縮して毛母細胞へ栄養を渡すことができなくなるので、髪をきつく結ぶのはやめましょう。




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