分
類 |
特徴 |
細菌の種類 |
細菌の性質 |
主な原因食品 |
潜伏期間 |
主な症状 |
感
染
進
入
型
|
口にした食品にいた細菌が腸管上皮に入り込み細胞を攻撃することで症状が引き起こされる |
サルモネラ属菌 |
低温、乾燥に強い |
鶏卵、牛・豚・鶏などの食肉 |
6〜72時間 |
腹痛、下痢、発熱、頭痛、吐き気 |
腸管侵入性大腸菌 |
微量でも感染し、人からの直接感染もある |
食品、水 |
8〜24時間 |
発熱、しぶり腹、出血を伴う下痢 |
エルシニア菌 |
5度以下でも増殖する低温細菌 |
牛乳、乳製品、食肉、井戸水 |
2〜4日 |
激しい腹痛、下痢、発疹 |
感
染
毒
素
型 |
口にした食品内の細菌が腸管の中で毒素を出し、この毒素が腸管上皮細胞を攻撃することで症状が引き起こされる |
腸炎ビブリオ菌 |
塩水を好み、真水に弱い。短時間で増殖するが熱に弱い |
魚介類 |
7〜24時間 |
さしこむような腹痛、激しい下痢、発熱 |
ウエルシュ菌 |
芽胞は沸騰しても死滅しない |
食肉、魚介類、カレー、シチュー |
6〜18時間 |
下痢、腹痛 |
腸管出血性大腸菌
(O-157) |
強力な毒素を作り出し、短期間で生命を奪うことも |
食品、水 |
2〜10日 |
出血を伴う下痢、激しい腹痛、むくみ。
重症の場合は尿毒症、意識障害など |
生
体
外
毒
素
型 |
食品に付いた細菌が作り出した毒素が体に入り、腸に吸収されて症状が引き起こされる |
黄色ブドウ球菌 |
食品の中で作られる毒素は熱、乾燥に強い |
おにぎり、サンドイッチ、ケーキ |
1〜6時間 |
吐き気、嘔吐、腹痛、下痢 |
ボツリヌス菌 |
芽胞は熱、消毒薬に抵抗力をもつ。強力な毒素を作り、致死率が高い |
いずし(魚の発酵食品)、ハム、ソーセージ、缶詰、瓶詰 |
8〜36時間 |
吐き気、嘔吐、便秘、倦怠感、めまい。症状が進むと言語障害。 |