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サプリメント発売以来美容と健康への効果が注目されてきたCoQlO(コエンザイムキューテン、通称コーキューテン)。
04年秋より日本でも化粧品への配合が認められ、アンチエイジングの救世主として大きな期待が寄せられています。では、その秘密に迫ってみましょう。


CoQ10には皮膚細胞の酸化を抑え、シミやシワを防ぐ美肌効果も期待できます。ただし、摂取されたCoQ10は心臓や肺など生命活動のために重要な臓器から優先的に補われていくため、皮膚にまで効果が出るにはかなりの量のサプリメントを摂らなければならないといわれます。
そこで皮膚から直接補うコスメの出番。CoQ10配合のクリームや乳液は、皮膚細胞を活性化し、肌のターンオーバーを促してヒアルロン酸やコラーゲンを増やすよう作用します。これにより肌にハリがもどり、シワが目立たなくなります。また、抗酸化作用は、紫外線から肌を守り、シワが増えるのを防いでくれます。
CoQ10のコスメを買うときは、肌の状態をチェックし、改善効果が望める成分が配合されたものを選びましょう。たとえば、保湿力を高めたいならヒアルロン酸、肌の老化を防ぎたいならビタミンE配合の商品が良いでしょう。





最近では、ビタミン、アミノ酸、Lカルニチンなどを配合したCoQ10のサブリメントが数多く販売されています。
CoQ10をサプリメントで補ったときの効果は大きく分けて2つ。代謝力のアップと強い抗酸化作用です。
心臓の働きが活発になると体内を巡る血液量が増えるので、代謝力が高まります。そして、血液の流れが良くなると冷えやむくみが解消されます。また、CoQ10は抗酸化物質であると同時に、抗酸化成分の代表であるビタミンEを助ける働きもあり、疲労の蓄積を防いでくれます。
CoQ10は脂溶性なので、空腹時でなく食後に摂るようにしましょう。


●サプリメントの選び方
抗酸化作用を高めたい >> CoQ10+ビタミンE(ビタミンCも一緒に)
疲労を残したくない >> CoQ10+アミノ酸
代謝力をアップしたい >> CoQ10+Lカルチニン
肌を若返らせたい >> CoQ10+ヒアルロン酸(またはコラーゲン)




私たちの体は60兆もの細胞が集まってできています。CoQ10はそのほぼすべての細胞にもともと存在している物質で、細胞内のミトコンドリアでエネルギーの源であるATP(アデノシン三リン酸)を作るのに必要な電子を運ぶ補酵素として働いています。
私たちが生きていくために不可欠なエネルギー、つまり、呼吸をしたり、心臓を動かしたり、肌の新陳代謝を行ったりするための力を生み出す手助けをしているのがCoQ10というわけです。
問題は、この生命活動にとって大切なCoQ10が20代をピークに年を重ねるごとに減少してしまうこと。これによって、細胞で生産されるエネルギーの量が減って、臓器の働きが衰え、身体機能の低下を招くと考えられているのです。

Q1)CoQ10はどんな症状に有効なのでしようか。

仕事などで疲れている人、低血圧の人、冷え症や手足のむくみに悩んでいる人、シワやシミが増えて肌の老化が気になる人などは大いに試してみる価値があるでしょう。ただし、栄養のバランスが偏っている人や運動不足の人は、まず食生活を改善したり軽い運動をするなど、生活習慣を改めてからでないと効果は期待薄です。

Q2)不足したCoQlOを食事で補給することは可能でしようか。

CoQ10は、菜種油、イワシ、牛肉、ブロッコリーなど、いろいろな食材こ広く含まれ、普段の食事で摂取することが可能です。ただし、食事から摂取できるのは、せいぜい1日に5〜10mgで、最低限必要とされる30mgには及びません。食事で足りないところはサプリメントで補うようにしたいものです。




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