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顔にニキビができると気になって仕方あはせん。いけないとわかっていてもついつい触ってしまって悪化させてしまうことに。
どうにかしてニキビを治したいと悩んでいるあなたにその対処法を紹介します。


若いときのニキビは皮脂の分泌量の増加が原因なのに対し、大人のニキビは、化粧品の使用法などフェイスケアを間違っていたり、ホルモンのバランスが崩れることによってできることが多いようです。不規則な生活や睡眠不足が続いたり、ストレスがたまったりするとホルモンのバランスに悪影響を及ぼすので、注意が必要です。
ニキビができているときのフェイスケアは、まず清潔な肌を保つことが基本。朝晩ていねいに洗顔してください。そのあとは化粧水と美容液だけで十分。ビタミンC誘導体配合のものを使えばより効果的です。
また、ピーリングで古い角質をはがして毛穴を詰まらせないようにするのも良い方法。肌への刺激が少ない石けんタイプがおすすめです。ピーリングのあとは敏感肌用の化粧品を使うと良いでしょう。
ニキビを予防するには食事も大切。角質の代謝を促進するビタミンA、皮脂の代謝を調節してくれるビタミンB2・B6、皮膚細胞内の酸化を抑制し、新陳代謝を高めるビタミンEなどを含んだ食品を摂るよう心がけましょう。


●ニキビにならないための食生活チェック
・ビタミンAを含むニンジンやかぼちゃなどの緑黄色野菜は角質の代謝を高める。
・皮膚の過激な分泌を抑え、皮膚の健康を保つのに有効なビタミンB2・B6はレバーやさば、チーズで補おう。
・ニキビができたあとの色素沈着を防いでくれるビタミンCは野菜や果物から。
・卵黄やアポカドは抗酸化成分であるビタミンEの宝庫。
・便秘を防ぐために食物繊維が豊富な野菜を食べよう。
・ケーキやチョコレートなど糖分の多いお菓子は控えよう。
・脂肪分の多い肉料理や揚げ物、カップ麺やナッツ類も控えめに。
・香辛料のきつい料理や刺激物は避けよう。
・無理なダイエットはホルモンバランスを崩すので厳禁。




皮膚の表面は皮脂膜で覆われ、乾燥や刺激から皮膚を守っています。思春期以降、男女とも男性ホルモンが増加すると、皮脂の分泌が過剰になり、それが毛孔内にたまってニキビができます。
皮脂の分泌量の増加につれてアクネ桿菌(かんきん)が増殖し、この常在菌がもつリバーゼという酵素の働きで毛孔壁の角質が増え、毛穴がふさがって、毛孔内にはさらに皮脂がたまるという悪循環に陥ってしまうわけです。
こうして皮脂と角質が混じってコメド(面皰)と呼ばれる塊ができます。これがニキビの初期症状で、毛穴が広がった状態の黒ニキビと、毛穴がつまった状態の白ニキビがあります。
皮脂の分泌が増加すると、アクネ桿菌やブドウ球菌などがその皮脂を栄養源にして増殖し、炎症を引き起こします。この段階では患部が赤く腫れあがったり、化膿したりします。
炎症がひどくなって皮膚の深いところにまで達すると、ニキビが完治せずに陥没してニキビ痕が残ってしまうことに。炎症に気づいたら早めにケアをしましょう。





「ニキビは10代まで、20歳過ぎたら吹きでもの」というのをよく聞きますが、ニキビと吹きでものはどう違うのでしょう。ニキビは「思春期・青年期の男女の顔、胸、背中などにできる吹きでもの」と辞書に載っているとおり、一般的には、吹きでもののなかで若いときにできるものをニキビととらえているようです。そして20代以降の吹きでものを「大人のニキビ」と呼んだりします。しかし、皮膚科の先生によると、どちらも尋常性座瘡(じんじょうせいざそう)といい、同じものなのだそうです。





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