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夏のあいだに紫外線や冷房の影響で傷んだ肌は、秋を迎えてますます乾燥しています。荒れた肌をリセットして、くすみをとり、潤いのある肌を蘇らせるための美肌対策を、毛穴のケアを中心に紹介しましょう。




毛穴の黒ずみをつくらないためには、どうすれば良いのでしょうか。
大切なのは、メイクや汚れ、老廃物などが毛穴に詰まらないようにして、角栓ができないようにすること。そのためには、基本的なスキンケア、つまり洗顔と保湿が欠かせません。
毛穴の黒ずみを防ぎ、美肌と美白を実現するためのスキンケアのポイントは、「毛穴を開く」「毛穴の汚れを取り除く」「毛穴を引き締める」の3つです。
まず、肌を傷めないで汚れを取るためには毛穴が開いた状態にする必要があります。これは肌を温めれば簡単。蒸しタオルや市販のスチーマーを使っても良いですが、湯船に浸かっていれば、蒸気で自然に毛穴が開きます。
毛穴の汚れを取り除くには、日々のクレンジングと洗顔が大切なのはいうまでもありません。しかし、それだけでしっかりと汚れを落とすことは難しいのです。
そんなときは、パックやスクラブ剤を使う人が多いようです。ただし、パックは、毛穴の奥の汚れまで除くことができなかったり、はがすタイプのパックやスクラブ剤には、肌を傷つけたりという欠点があります。
ピーリング剤に期待する人も増えているようですが、肌の弱い人はやめたほうが良いでしょう。また、毛穴吸引器は、肌にやさしいといわれているので、試してみる価値はありそうです。
以上のことを踏まえてトータル的に考えると、ていねいなクレンジングと洗顔が一番といえます。
汚れを取り除いたら、最後に顔を冷水ですすいで毛穴を引き締めましょう。そして、皮脂の過剰分泌を抑えるために、化粧水や乳液をつけて保湿を心がけてください。


●毛穴ケアのポイントと主な方法

1)毛穴を開かせる方法
 ・湯船に浸かって蒸気を浴びる
 ・スチーマーの蒸気を浴びる
 ・蒸しタオルを顔に当てる

2)毛穴の汚れを取り除く方法
 ・洗い流すタイプのパックを使う
 ・ピーリンク剤を使う
 ・毛穴吸引器で汚れを吸引する


3)毛穴を引き締める方法

 ・顔を冷水ですすぐ
 ・毛穴引き締め用のパックを使う
 ・冷たい化粧水でバッティングする





ひと夏を過ごしたあとの肌は、紫外線対策をどれだけしたかによって程度こそ違いますが、日焼けによるダメージを受けています。
紫外線を浴びると、細胞の水分を保持する機能が著しく低下するため、肌が乾操します。また、ターンオーバーの周期が狂って古い角質がはがれ落ちず、毛穴の周りに蓄積します。
このような秋特有のトラブルに見舞われた肌は、全体的に潤いがなくなり、透明感も失われてしまいます。なかでも一番気になるのが、Tゾーンや鼻の周りの毛穴の黒ずみ。手で触るとプツプツ感やザラザラ感があります。
この毛穴の黒ずみの原因はいったい何なのでしょう。
肌は乾燥すると、水分を失うのを防ごうとして、表皮を覆うための皮脂をたくさん分泌するようになります。皮脂は、メイクの落とし残しや垢、空気中のほこり、表皮に残った角質などと一緒になって毛穴をふさいでしまいます。
この毛穴に詰まった固まりが「角栓」。角栓が空気に触れて酸化すると活性酸素が発生し、表皮にある色素細胞内の酵素を活性化することでメラニン色素が生成されます。
こうして毛穴が黒ずんで見える状態が、Tゾーンや鼻の周りにある黒いプツブツの正体なのです。






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