日本はサブリメントにおいてはまだ発展途上という段階です。サブリメントの分類も一律ではないようですが、大きく分けて、アガリスクやウコン、プロポリスや乳酸菌など食品糸のサブリメントと、ビタミンやミネラル、アミノ酸など食材の中から特定の栄養素を抽出したり、合成したりした栄養素糸のサブリメントがあります。
通常、食品糸のサプリメントは過剰摂取による副作用を心配する必要はほとんどないといわれます。問題を引き起こす可能性が高いのは圧倒的に栄養糸のサプリメントです。コエンザイムQ10やaリポ酸など医薬品の成分だったものが規制緩和によってサプリメントとして使われるようになったものもあるので、摂取量には慎重になりたいものです。
それでは、何を基準にすれば良いのでしょうか。ひとつの目安として「栄養機能食品」の基準値が参考になるでしょう。栄養機能食品は、ビタミン12種類、ミネラル5種類が対象で、厚生労働省が定めた規格基準を満たしているサプリメントのことです。それぞれの栄養素の機能が表示され、1日あたりの摂取目安量の上限値と下限値が決められています。
このほか、同省が定める「食事摂取基準」の数値も栄養素の摂取不足・過剰を防ぐ目安になるでしょう。
たしかにサプリメントは、欠乏した栄養素を補うのに効力を発揮します。しかし、サプリメントに頼りすぎるのは考えもの。栄養の8〜9割は通常の食事から摂るようにすペきでしょう。また、生活習慣病などの薬を処方されている人は、サプリメントを飲む前に医師に相談してください。
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