日ごろ、ミネラルウォーターを購入していても、「栄養成分表までチェックしている」という人は少ないだろう。国内に800種類以上も流通しているミネラルウォーター。それぞれ味が違うのは、含まれるミネラルの成分が異なっているから。ならば、栄養価が高い食べ物を選ぶように、体に良い水を選びたい。では、いわゆる健康に良い水の条件とは?
『心と体をキレイにする水の新常識』などの著書で知られる、生活の水研究所所長・松下和弘氏によると、良い水の条件は次の3つ。
(1)油を溶かす力がある。
(2)酵素活性が高い。
(3)水分子集団(クラスター)が小さい。
まず(1)は、体内に蓄積されるダイオキシンや添加物などの毒素の除去に関与する。これらの毒素は、脂肪組織に蓄積しやすいため、「油を溶かす力がある」水が有効。この水は、体内で脂肪と一緒に存在している毒素を溶かし、排出する作用がある。油と混ぜた時に表面に油膜が浮かず、油が水になじみ乳白色になる水が「油を溶かす水」だ。
(2)は、食べ物の分解、消化、吸収する消化酵素の活性化や、免疫力アップに役立つ。一般的な水道の酵素活性は、80〜30%という低い数値。100%以上の酵素活性を示すデータが表示されているミネラルウォーターなら効果が期待できる。
(3)のクラスターの小さい水は、体の細胞との結合が強く、体内の水分減少(=老化)を防ぐ働きがある。クラスター値の小ささを表示している商品も多いので、チェックしよう。
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