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”ウマが合う・合わない”はあるが、絶対に避けるべき医師は存在する。

「病気を治してくれれば良い」「人柄は関係ない」という患者も。
首都圏の病院で30年以上にわたり看護師を務め、現在、看護部長として看護師をまとめる立場にあるAさんは、その豊富な経験から医師の選び方について次のように話す。
「医師の選び方は、患者さん一人ひとり異なると思います。これまで、数え切れない医師や患者さんを見てきました。独特な個性を持つ医師がいる一方、患者さんにもさまぎまなタイプの方がおられました。なかでも、『病気を治してくれれば、医師の人柄や性格は関係ない』と思われている患者さんが、意外にも多かったことが印象に残っています。『医師は病気を治してくれる人』と割り切っているのでしょうか。しかし、やはり医師の人柄を気にされる患者さんも数多くおられます。患者さんによって、”良い医師”の基準は違うのかもしれませんね」
Aさんの話では、大きく分けると、患者の年齢や患っている病気の種頸などによって医師選びの基準が異なっていたという。具体的には、がんや心疾患など、命に関わるような病気を持つ患者は、医師の人柄をあまり気にしない人が多く、その家族も同様だったという。特に、メディアなどに登場する名医と呼ばれている医師を受診する場合、医師の思うがまま、言われるがままに従う傾向が強かったと振り返る。
「自らの命がかかっているからこそ、その命を預ける医師の人柄や性格は大切だと思うのですが、わらをも掴む思いでやって来られた患者さんやその家族に、そこまでの余裕がないのも仕方がないことかもしれませんね」とAさんは、神妙な面持ちで話してくれた。


患者も医師も同じ人間同士。”ウマが合う”医師が大前提。
医師選びの基準に、医師の腕を重視するか、人柄や性格を重視するかは、一人ひとり異なるだろう。しかし、Aさんはこうした事情を踏まえたうえで、次のようにアドバイスを送る。
「患者さんも医師も同じ人間であることに変わりはありません。そのため、”ウマが合う・合わない”ことは実際にあると思います。『ある患者さんにとっては良い医師であっても、ほかの患者さんから見れば最悪の医師だ』ということもしばしば見られることでしょう。まずは、自分とウマが合う医師を探すことが大切かもしれませんが、”絶対に避けるべき医師”も存在します。そのような医師たちといくらウマが合ったとしても、いずれは問題が生じることになる可能性が高いでしょう。まあ、そのような医師たちとは、最初からウマが合うことはないとは思いますけどね」
Aさんからの指摘やアンケート調査を参考として、”絶対に避けるべき医師10箇条”を表にまとめてみた。こうした医師と出会った場合は、速やかにほかの医師に担当を変更してもらうか、医療機関を変更するほうが賢明と言えるだろう。ぜひ、この10箇条を活用していただきたい。あなたが、良い医師から良い医療を受けるためにも。




看護師が教える「絶対に避けるべき医師10箇条」

患者の話に耳を傾けない、真剣に聞こうとしない。
わかりやすい言葉を使った説明ができない。
すぐ感情的になったり、横暴な態度をとる。

自分の考えを−方的に押しつける。

何かといばっていて、自分が一番だと思っている。

患者の目を見て話をしない。

患者や看護師に対しても見下した態度をとる。
適切な指示や判断ができているのか、疑問に感じる。

間接的に謝礼を要求するような態度をとる。
10 何とかして診察を早く終わらせるような態度をとる。

日本医療企画「ホスピタウン」より



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