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1日3度の大切な役割『食事』

“蝕食の時代”と言われる現代、私たちは好きなものを好きなだけ食べてきた結果、内臓肥満などを引き起こし、免疫力低下を招いている。まずは、毎日の食生活を見直すことから始めよう。
免疫力を高めるためには、玄米やそばなどに多く含まれるビタミンB群、みそや納豆、ヨーグルトなどの発酵食品、β-グルカンなどを含むキノコ類や海藻類を積極的にとり入れると良いとされている。特に、β-グルカンは抗腫瘍作用、コレステロール低減作用、抗ウイルス作用、白血球増加作用など、科学的に裏付けられた免疫調整物質。シイタケやシメジは、汁物にしたり和え物にしたりして、毎日でもおいしく食べられる食品だ。また、アメリカ国立がん研究所の「デザイナーズフーズ・ビラミッド」によると、キャベツやニンニクなど白色野菜もがん予防効果が期待できるとか。ショウガやワサビなどの薬味類も、体を温めて、胃腸の調子を整えてくれる。
もちろん、これらの食品だけを食べていれば免疫力が鍛えられるというわけではなく、基本的には、炭水化物・たんばく質・脂質などの三大栄養素をはじめ、ビタミン、ミネラル、食物繊維などいろいろな栄養素をバランスよくとることが重要。四季のある日本では、季節を感じられる旬の食材を食卓にのせることで、より食事を楽しむことができる。添加物を含んだ加工食品はなるべく避けて、家庭で手づくりすることが病気を防ぐ近道だろう。







日本医療企画「ホスピタウン」より



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