がんの危険因子のうち、特に重要なものは喫煙と食物です。
喫煙量が多いほど肺がんを患うリスクも高まります。
食生活では、塩分のとり過ぎは高血圧、脳卒中などの危険因子となり、塩辛い食物のとり過ぎは胃がんの危険因子となります。動物性脂肪のとり過ぎは結腸がん、乳がんなどの危険因子となります。
また、過度の飲酒も□腔がん、咽頭がん、食道がん、肝臓がん、乳がんなどの危険因子となっています。緑黄色野菜の摂取度が高いほど、胃がん、腸がん、肺がん、子宮頚がんなど多くのがんのリスクを低下させます。
◆がんの自覚症状のポイント◆
●食道がん
食べたものがつかえる/食道に異物感がある/胸の真ん中あたりに圧迫感がある
●胃がん
胃もたれ、胃の痛み、胸やけが続く/急にやせた/便が黒っぽい
●肺がん
せき、たんが増えてきた/血たんが出る/片側の肩、肩甲骨が痛む
●乳がん
乳房にしこりがある/乳房の向きが左右で異なる/乳房の皮膚にひきつれがある
●肝臓がん
全身がだるい/吐き気/みぞおちや右上腹部が鈍く痛む/白目に黄疸が出る
●大腸がん
血便が出る/下痢と便秘を繰り返す/便が細くなった、出にくい
●子宮がん
月経と無関係に出血がある/おりものに血が混じる/腹痛や下腹部に痛みが続く |