(1)生活のリズムを整える
夜ふかしや徹夜、昼夜逆転の生活を改め、太陽の動きに合わせた早寝早起きの習慣を身につけよう。日中、太陽のエネルギーをたっぷり吸い込めば、体の働きも活発になり、生体リズムや自律神経もバランス良く働く。
(2)快眠・快食・快便を心がける
快眠・快食・快便は生命維持の基本。朝食を抜いたり、偏食せずに、3〜4時間の間隔で3度の食事をきちんととろう。正しい食事をすれば快便も保証される。夜は約7時間の睡眠をとり、夜に働く副交感神経、日中に働く交感神経のバランスを崩さないようにしよう。
(3)適度な運動で良い汗を流す
自律神経が乱れやすい人に、過度な運動はかえって良くない。無理をせず、疲れすぎない、適度な運動を毎日続けよう。
(4)趣味を持って気分転換を
音楽を聞いたり、映画を見たり、気持ちを解放できるようなことを見つけて、上手に気分転換をして息抜きし、生活に緩急のリズムをつくり出そう。
(5)心から話のできる友人を持つ
精神的につらい時、話を聞いてくれる友人がいると、それだけでホッとする。話をしているうちに、解決の糸口が見えてくることもある。自分が良く思われたい、ほめられたいなどと思わずに、ありのままの自分を見せて、胸のうちを話してみよう。
(6)つらい時には叫んで、泣く
頑張りすぎてつらい時は、泣いたり、叫んだりすることも大切だ。素直に感情を表現することで、心と体のバランスがとれて気分がさっぱりする。
(7)疲労回復のバスタイムを有効に
疲労感がある時に効果的なのは入浴。38〜39度くらいのぬるめの湯で半身浴を楽しみ、入浴剤なども利用してリラックスしよう。
(8)完璧主義をやめる
満点を求める完璧主義は、他人に厳しく、自分の至らない点を他人のせいにしがち。しかし、70点でも幸せに、楽しく生きることができると考えれば、他人にも自分にもやさしくなれるはずだ。
(9)先入観を持たない
新しいものや人に接する時には、先入観を持たないようにしよう。先入観を持つと、物事を否定的にとらえるようになる。空想のなかで(非現実のなかで)認知を歪めてしまいかねない。ありのままの現実を見つめれば、むしろ思いがけない出会いや世界が広がるだろう。
(10)解決は早めに
悩みがある時は友人に相談するなどしてすばやく解決を。つらい症状がある時は、とりあえず心療内科を受診しよう。症状を長引かせると、解決しにくくなることがある。
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