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緑茶のカテキンパワーで若返ろう!
「一番茶」と言われる新茶は、おいしいだけでなく、体にキキメありの栄養素も豊富。
食後の一杯で元気になれる「緑茶」のパワーを徹底解明します。



緑茶はカラダに良い栄養素の宝庫!

毎日、何気なく飲んでいる一杯の緑茶−実はこの一杯に、さまざまな栄養素がぎっしり詰まっていることをご存知だろうか。
下記のすべての栄養素が、茶わん1杯(100ml)の緑茶に含まれている。ビタミンC、カリウム、葉酸、アミノ酸など、体に必要なあらゆる栄養素をカバーする緑茶は、まさに完全栄養食品と言えるだろう。
なかでも、最近注目されているのがカリウム。塩分を体外に排出する働きがあるため、塩を多く使いがちな日本食には必須の栄養素とされる。「食後の一杯」や「お漬物と一緒に一杯」という習慣も理に適っているというわけだ。
ちなみにお酒を飲む際も、焼酎の緑茶割りがおすすめ。塩分が強い酒の肴のベストパートナーになる。
緑茶には、ほかの食品ではとりにくい葉酸も豊富に含まれている。30代以降は、代謝機能が落ちやすくなるもの。代謝機能をアップする葉酸を、手軽に飲める緑茶で補給しよう。そのほかに含まれる栄養素としては、ビタミンEやカルシウム(茶葉)、カフェイン、カテキンなどがある。このうちカテキンは、緑茶以外の食品には含まれておらず、その効能が注目を集めている
下記の栄養素量は通年の標準値だが、4月下旬〜5月上旬に摘まれる新茶ならば、標準値を上回る含有量が期待できる。おいしさはもちろん、栄養面でも新茶は優れているというわけだ。旬のこの時期は積極的に飲むようにしよう。


緑茶に含まれる主な栄養素

●カリウム(100ml中->570mg)
体内に搾取した余分な塩分を外に出すので、高血圧予防、むくみ防止になる。生の果物、野菜にも多く含まれる。1日1500〜2000mg持取するのが望ましい。

●ビタミンC(100ml中->32mg)
肌の調子を整え、細胞内の水分バランスを調整する働きも。1日100mg摂取するのが望ましい。いちご(5粒で100mg)などの果物、野菜にも多く含まれる。

●葉酸(100ml中->250ug)
体のバランスを整え、エネルギー代謝を向上させる。1日200ug以上摂取するのが望ましい。大豆などの豆頬(乾燥大豆100g中230ug)にも多く含まれる。

●テアニン(100ml中->10〜20mg)
アミノ酸の一種。体をリラックスさせ、頭のなかのα波を増大させる。繚茶の旨み成分、ほんのりした甘みのもとにもなる。

※数値は、いずれも茶葉(玉露)にお湯を注ぎ、1〜2分おいた抽出液100mg中に含まれている、それぞれの栄養素の量を示す。





日本医療企画「ホスピタウン」より



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