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これだけは気をつけよう!セカンドオピニオン注意点

セカンドオピニオンを受けるにあたって、もっとも注意しなければならないのは、主治医への報告です。「主治医の機嫌を損ねるのでは・・・」との配慮から、主治医に内緒で受ける人をよく見かけますが、主治医からの診療情報が十分得られないうえ、新たに検査を受ける必要が出てくるなど、的確なセカンドオピニオンを受けられません。
セカンドオピニオンは主治医を変えるのではなく、「主治医を複数持つ」こと。できることなら、主治医に断って行くべきです。もし、あからさまに妨害するような行為が見受けられるのであれば、その医師は生涯の主治医にはなり得ません。
また、最近「セカンドオピニオン外来」を設置している医療機関をよく見かけますが、利用を考えている人は、次の2点に注意しましよう。

(1)自分の病気の専門医が対応してくれるとは限らない。「セカンドオピニオン外来」には、セカンドオピニオンを担当する医師がいます。がんであればすべてのがんに対応するため、たとえば消化器科の医師が務めている場合、婦人科や血液疾患の相談に行っても、的確なアドバイスを得られないことがあります。

(2)一般外来でセカンドオピニオンを拒否される・・・セカンドオピニオン外来を設けていても、一般外来でセカンドオピニオンを受けることはできます。本来、どちらを利用するかは、患者が選択すること。しかし、セカンドオピニオン外来があるような施設ほど、一般外来でのセカンドオピニオンを拒否する傾向があるようです。一般外来で受けられるのか、一般外来でも同じ内容のセカンドオピニオンが受けられるのか、事前に確認しましよう。

患者さんにとっては、一生に一度の治療。最善の治療を受けるためにも、勇気を持ってセカンドオピニオンを受けてほしいと思います。




日本医療企画「ホスピタウン」より



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