医師から説明を受ける際に気をつけたいポイントを4つあげる。
- 治療や手術前に徹底的に症状改善の期待度を聞いておく・・・手術で期待したはど症状の改善が得られなかった場合の原因には、「医療ミス」と「もともとさほど症状の改善が期待できない手術・治療だった」という2つが考えられる。ミスがあったかどうかを知るためにも、また、「さはど症状が改善しなかったとしても、万が一に賭けて受ける」のか、「さほど症状が改善しないなら、あえて手術・治療は受けたくない」かを選択するためにも、現在の症状が何%程度回復するのか、デメリットはあるのか、などについてしっかり聞いておきたい。
- 医師の専門分野を必ず聞くこと・・・医師も万能ではない。得意・不得意はある。自分のかかっている疾患を治療した経験がどれくらいあるのか、手術の件数も聞いておこう。
- 治療や手術後の平均的な経過を事前に聞いておく・・・治療・手術後の経過が順調か否かが自分も家族も実感できるため、状態の変化や異常に気付きやすくなる。
- 自分・家族の病気に関しては、医療関係者に近いレベルの医学知識を身につけるように努力する・・・「詳しく医師に説明を求めると嫌がられる」と、自分の疾患や病状を十分に理解できないまま治療を受けている人もいるが、こうした態度が医療ミスを誘引する。積極的に質問すれば、医師も緊張感を持って対応せざるを得ないため、ミスを防ぐことにもつながる。「良い医師」の条件の1つには「治療についてわかりやすく説明する」ことも含まれる。説明を嫌がつたり、面倒がったりする医師は考えものだ。「病気について勉強するのは大変。専門家である医師に任せたい」と考えるのは禁物。自分の病気について正しい知識を持ち、間違った情報を排除することも自己責任の1つと考えよう。
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