現代社会では、日常生活の中で歩くことが少なくなり、総体的に運動量が減ってきている傾向にあります。
それにつれ、肥満や糖尿病などの生活習慣病が急増しています。また、摂取したエネルギーを消費しないと、過剰なエネルギーがたまって代謝がうまくいかなくなります。
ふだんから積極的に運動している人としていない人とでは、格段の差が出てきます。健康維持のためには、やはり適度な運動が必要です。生活習慣病の予防効果は、身体活動量に比例して上昇するものなのです。
適度な運動は、心臓、肺、骨格筋、さらには神経、血管、血液、ホルモン、酵素など、からだのあらゆる組織や器官に刺激を与え、これらの機能を維持、向上させます。また、生活習慣病の罹患率や死亡率が低いことも明らかです。高齢者の場合も散歩などの日常生活の中での身体活動が、寝たきりやぼけの防止につながります。さらにストレス解消、肥満解消、老化防止にも効用があります。
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